2022.9.22おへや

子ども部屋は何歳から必要?年齢に合わせた部屋作りのコツ

 

住居を考える時、頭を悩ませる問題の一つが「子ども部屋をどうするか?」ではないでしょうか?

子どもが小さいうちはそれほど気にする必要はありませんが、成長とともに子どもにもプライバシーを守るための空間が必要になってきます。

そこで今回は、年齢に合わせた子ども部屋作りについて考えて見ましょう。

 

子どもの成長に合わせたお部屋作りが大事

 

そもそも子ども部屋が必要になるのは何歳ごろからでしょうか?

この問題の答えに正解はなく、家族構成や住宅事情、両親の価値観などによって様々です。

海外では赤ちゃんの時から一人部屋を与えられることもありますが、日本ではそういったケースは少なく、子どもの成長に合わせて検討することが多いでしょう。

 

実際、首都圏在住で子ども部屋を与えているママ・パパによるアンケート結果を見ると、7〜8歳(小学校低学年)が最も多い37%、次いで4〜6歳が17%、3歳以下が15%、9〜10歳(小学校中学年)が14%となり、小学校入学が一つのポイントとなっているようです。

 

 

とはいえ、子どもの成長が人それぞれであるように、子どもにとって必要な環境もそれぞれです。

何歳であっても我が子の成長をよく観察し、ライフスタイルに合わせて柔軟に対応するのが一番です。

参考:https://mitaina.tokyo/topics/107634/

 

ワンポイントアドバイス

子ども部屋を作るタイミングは、引っ越しや建て替え、卒業・入学など、人生の節目がきっかけになることも。

どんなタイミングであっても、子ども部屋は自立への第一歩。

初めから全てが揃った個室である必要はなく、子どもの成長や間取りに合わせて「安心できるスペース」を作ることが大切です。

 

子ども部屋を作るメリット

 

整理整頓など管理能力が身につく

 

 

「自分自身のスペース」を持つことは、「空間に対する責任を引き受ける」ということでもあります。

そのため、整理整頓への意識が高まることが期待できます。

実際に、「散らかしっぱなしにしていたオモチャや勉強道具など、自然に片付けるようになった」と言う声も少なくありません。

最初はサポートが必要かもしれませんが、部屋に愛着が湧けば快適な空間づくりにこだわるようになり、管理能力が鍛えられるでしょう。

 

一人きりになれる場所がある

 

 

成長し、思春期に差し掛かってくると「自分だけの時間」が大切になってきます。

好きなことを一人でしたり、考え事をすることも親と離れ自立していくために必要です。

親にしてみると「いつまでも可愛い我が子」であることに変わりはありませんが、子どもであってもプライバシーは必要なのです。

また、勉強も複雑になってくるため、集中して学ぶためには静かな環境が必要です。

幼いうちはリビング学習をしていたとしても、徐々に集中できる空間が必要になることを想定しておいた方が良いかもしれません。

 

リビングが散らからなくなる

 

 

家族が集まるリビングは、できれば心地よい空間に保ちたいものです。

しかし、子どもが遊んでいたオモチャや勉強道具などで、いつの間にか散らかってしまうことも多いでしょう。

そのため突然のお客様にあわててしまうことも。

子ども部屋があれば、子どもの荷物を部屋にまとめることができるため、リビングが子供のもので溢れかえるといった事態を避けることができます。

 

子ども部屋作りのポイント

 

それでは、実際に子ども部屋を作るにあたってのポイントを確認していきましょう。

 

未就学児

 

子どもが幼いうちは、せっかくの子ども部屋も単なる物置になってしまう可能性があります。

まずは個室をというよりも、リビングの一角に専用のスペースを用意すると良いでしょう。

子ども用の小さなソファーとテーブルや、室内用のテントを用意すると、中で絵本を読んだり遊んだりと、子どもにとってリラックスできる空間になります。

 

 

小学校低学年

 

小学生になると、自分自身の持ち物が増えてきます。そのため、未就学児時代よりも広いスペースが必要になり、このタイミングで子ども部屋を用意することが多いようです。

ただし、この時点ではリビング学習をしていたり、両親と一緒に就寝していたりすることも少なくないはずです。

そのため、最初から全てを部屋に揃える必要はなく、リビングに隣接した部屋や間仕切りで仕切られた空間を用意するとちょうど良い空間になるでしょう。

 

小学校高学年

 

思春期に差し掛かり、子ども自身もどんどん自立していきます。

子どもの成長を認め、少しずつプライベートな空間を作るようにしていきましょう。

ただし、まだまだ見守る目が必要な年齢でもあります。

子ども部屋が快適な空間であることは大切ですが、何もかも自由にできれば危険も伴います。

ゲームやSNSなどに浸りすぎないように、目を光らせ、ネット環境やパソコンについては親子でしっかり話し合うことが大切です。

 

 

中学生以降

 

中学生以降は、一人時間の確保だけでなく、集中して勉強することも大切になってきます。

部屋の明るさや室温などにも気を配ると良いでしょう。また、成長と共にインテリアの好みも変化してきます。

新しいものを購入するときは、親子で相談すると良いコミュニケーションになるかもしれません。

この時期は「親から自立したい」ともがいている時期でもあります。

親子でギスギスしてしまうことも増えますが、だからこそ陰ながら愛情を持って接したいもの。

子ども部屋の中でのことはある程度子どもに任せても、部屋の出入りの際には声をかけられるような場所に部屋があると安心です。

 

 

子どもが巣立った後は?

 

進学や就職、結婚を機に子ども巣立った後の子ども部屋の活用方法についても考えておくと良いでしょう。

子どもが里帰りした際に利用する客間とするのはもちろんですが、他にも趣味のための部屋や書斎として活用するのも良いかもしれません。

リビングに隣接しているのなら、思い切って広いリビングとして活用するのも良いでしょう。

専用のクローゼットルームにするなど、贅沢な収納スペースに改造するのもおしゃれです。

子どもが立派に育った記念に家を見直し、次のステージに向けて部屋の活用方法を考えていきましょう。

 

きょうだいで部屋はシェアできる?

 

 

子ども部屋の難しい点は、子どもの一人部屋の数が必ずしも一致しないことです。

特に性別が違う場合には、部屋の共有が難しくなる場合も。

理想は一人一部屋かもしれませんが、それが難しい場合は、本棚や収納家具、パーテーションなどを使ってそれぞれの空間を区切るなど、プライバシーを守る工夫しましょう。

 

まとめ

 

子どもの成長と共に必要性や用途が変わる子ども部屋。

いつ頃から?どんな部屋を与えればいいの?とあれこれ悩んでしまうものですが、年齢や性格に合わせて少しずつ用意していけば問題ありません。

間取りにこだわりすぎず、柔軟な発想で子どものためのスペースを作れば、それが「子どもにとって居心地のいい場所」になっていくはずです。

 

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